アキヤマミホの軌跡

踊りを踊ったり、絵を描き始めたり、絶賛、心の扉を解放中のわたくしではありますが、そんなわたしの心の中のこれまでを、少し言葉にしてみようと思います。

知っている人も、知らない人もいらっしゃると思いますが、2018年から2021年までの3年間、わたしは自宅で小さなパン屋カフェを開いておりました。その根底には、

「人が集まって、ホッとひと息つけるひとときを過ごしてもらいたい。そして、日々をまた楽しめる一助となれたらいいな。」

という思いがありました。これまでいろんな職業を選んできましたが、職業選択にあたって、根っこはまったく変わっていないことに、最近気がついたのです。

「こどものしあわせ」

◯保育士

単純に、直接こどもと関わる仕事を選びました。

◯母親

自分が母親になって気がつきました。こどもの幸せはやはり家庭にあると。わたしはお父さんではなくてお母さんなのでそう感じるのだと思いますが、お母さんが幸せでいることがこどもの幸せにつながるということに気がつきました。

◯ダンサー&パン屋

(男性のみなさん、ごめんなさい。わたしは女なので、どうしても女性優先の書き方になってしまうことをお許しください。)

踊りの師匠が、女性たちのわを作ってくれて、そのわに参加したりということもしていくうちに、わたしも女性たちが集まって心地よいひと時を過ごせる空間を作りたいと思うようになりました。当時パン作りの研究をするのが好きで得意で、焼いて振る舞うと喜ばれることが嬉しかったので、パン屋を選択しました。

しかし、小さなこどもたち(4人のこども。1番下は当時2歳)と過ごしながらのパン焼きは、今思えば、わたしにとってはかなりの過酷労働でした。次第に無理がたたって、体も心も病気になっていました。「このままではいけない、何かが間違っている、こどもの幸せを願っているのに、こどもに辛い思いをさせている」と、勇気を出してパン屋を辞め、自分の心を見つめはじめました。

手術をして、物理的に体の病の原因を取り除いたことによって体調が良くなり、するとこどもの1人に言われました。

「お母さん、笑うようになったね。」

ものすごくショックでした。

そして、これからは、心の底からいつも笑っていられるように、まずは自分を満たしていこうと、ようやく思えるようになったのです。心のどこかで、「わたしが幸せになっている場合じゃない。まずは人の幸せのために働かなきゃいけない。自分のことより、人、人、人。。。」と、いつもこのように思っていました。自分は幸せになってはいけないと思い込んでいたのです。

だけれども、自分が満たされなければまわりに愛を贈ることなんて不可能で、それは真実の愛ではないのだということも、この時にようやくわかりました。

ですが、長年の思い込みの癖を転換していくのは、とてもとても苦しい作業でした。それまでだったら、いつも誰かや何かのせいにして逃げていればよかったので、ある意味ラクだったのです。病気にはなりましたが。病気が気づかせてくれました。

◯セラピスト

そんなこんなで、わたしは自分自身を癒していく必要がある。やりたい、やってみたいと思っていたけれど、いろんな理由をつけてはやらずにいたことを、かたっぱしからやってみることにしました。お気に入りの食器を買うとか、タオルをグレードアップさせるとか、そういった日々のちょっとしたことから、アーユルヴェーダを学ぶために遠方まで通うという、大きな方向転換まで。すごいタイミングで、お気に入りだった大きな車を壁にぶつけてしまい、その機に燃費の良い小さな可愛い車に乗り換えるなんてこともあったな〜。アーユルヴェーダを学んで生活に取り入れ、本当の意味で、心も体も健康でありたいと思ったのです。

自分、家族、仲間たち、そして、必要としてくれるご縁のある方に、その輪を広げたいと思いました。

自分で自分を満たして、溢れるものを周りの人におすそわけする。まずは自分がそうありたい。そして、そんな人たちが増えていったら、もうこの世は幸せの循環、愛の循環で楽園なのです。そんな世界、そんな自分でありたいのです。

わたしが日々を楽しみ、笑顔で心穏やかに過ごせることが、こどもたちの幸せにつながる。そんなわたしの背中を見て、こどもたちも大人になっていく。そしてまた次の世代へ。。。愛の循環、愛のバトンをつなげたい。

みんな、幸せでありましょう。

すべてに感謝です。

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